■2019年6月、Expression共催でリトリート(沖縄)を企画します。
「リトリート」というワードはリトリートメント(retreatment)が語源で、「隠れ家」や「避難所」という意味を持っていますが、最近では「日常生活から物理的な距離をとり、心身をケアしたり、心身を開発したり、新しい気づきをインストールするための時間という意味で使われています。
Expression共催のリトリートでは下記のようなことができます。
・まずメチャメチャ楽しい(笑)
・沖縄在住の人とつながりを持てる。
・沖縄の海や山の自然の中に身を置いて、都市とは違うリズムを感じられる。
・ヨガやボディケアを受けて、身体の声をきく。
・身体も精神がリラックスする。
・静かな時と空間の中で、精神が研ぎ澄まされるのを感じる。
・リトリートでの気づきを仕事や生活の指針にまでブラッシュアップするチャンスがある。
今回のリトリートの場所は沖縄です。石塚が一番オススメする6月に宿を予約することができました。沖縄の6月は前半と後半でがらっと気候が変わります。前半は梅雨のため蒸し暑い日が続きますが、例年23日ごろ梅雨が明けると一気に夏本番になります。天気の良い日が増え「青い海、青い空」が広がり、8月ほどの暑さはないので、気候的には沖縄旅行のベストシーズンとも言えるのです。
石塚がずっと事務局を担当させてもらっているTheWave(湯川塾)。今回のリトリートは湯川さんが先陣を切って企画を進めてくれております。湯川さんはテクノロジー領域を取材し続けるジャーナリスト。インターネットが世界に広がる前から、シリコンバレーを中心に取材を始め、グーグル、ヤフー、アップルなどの企業の躍進を取材。インターネット、SNS、人工知能、ブロックチェーン、そしてトランステックと言われる、テクノロジー×ヘルスケアのマーケットを先駆的に日本に紹介している方です。
湯川さんは2018年にシリコンバレーで開催された「たTransformative Technology Conference」を取材。記事をいくつか執筆しています。その中から気になるところを抜粋したいと思います。
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同カンファレンスでの神経科学などの研究者による発表の中には、驚くような話が幾つもあった。AI、機械学習の急速な進化が、自然科学、社会科学ともに、大きく進化させていることがよく分かった。こうした研究成果は、いずれビジネスの現場に降りてきて、産業界や社会を一変させることになると思う。そういう意味において、transformative technologyは世界を変える動きになると思う。これからが期待される領域だ。
transformative technologyの主催者たちは、特に若い世代の間に心身の幸福を重視する傾向が強まっていると主張している。例えば、米国の30代は、可処分所得の1/4を心身の健康のために費やしているという。また20代と30代の69%が健康のためのウェアラブル端末を持っているし、大学生の60%は精神的助けを求めることは強さの証だと感じているとしている。
確かに自分の経験から言っても、先進国の若者の価値観は大きく変化しているようには思う。ただだからと言ってtransformative technologyが、急成長の約束された市場であるかどうか、僕には分からない。若者がウエアラブル端末を持っているという話ぐらいでは、根拠が弱いように思う。
主催者たちの試算によると、市場規模は3兆ドルにも膨れ上がるという。人を幸せにするための技術的分野という定義にすれば、医療から教育、運動まで、ありとあらゆる産業を含むことができるので、当然巨大市場ということになる。なので、この市場規模資産は、あまり意味がないと思う。大事なのは、消費者が心身の健康のためにより多くのお金を使う傾向にあるのかどうか。
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湯川さんの勘は鋭い。世界の幸福などの価値観がお金や所有を中心としたものから、健康や身体の方向にシフトしている気がする。しかし、それがテクノロジーデバイスとどのように結びつくかはまだ分からない。その現状を言い当てた鋭い指摘だ。
価値観の変化に関するところを心理学者のマズローの欲求5段階説で整理してみたい。マズローは人間の欲求を「生理的欲求」「安全欲求」「社会的(帰属)欲求」「承認(尊厳)欲求」「自己実現(創造的活動)欲求」「自己超越(純粋と成果)欲求」があるとしている。
リトリートで全ての段階に気づきを得ることはできるが、多くの人にインパクトがあるのは「社会的(帰属)欲求」「承認(尊厳)欲求」「自己実現(創造的活動)欲求」のところだろう。
リトリートに参加すれば、同じグループの仲間たちと「隠れ家」的な感覚を生涯にわたって共有できるかもしれない。また、石垣島という自然の中に身を置けば、誰にも管理されず自分自身を好きなだけ解放できる。自由が約束され、尊厳欲求が十分に満たされる。そして、ここからは自分との対話が必要になってくるが、自分自信の底から湧いている創造的な意欲はどんな方向を向いているのかが分かったりする。これは日常生活の中ではなかなか気がつくことが難しい領域だが、良い場所と良い仲間がいれば気づきが促進されるのだ。
自己超越に関するところにブログでも書いていますが、興味がある人は現地でもお話ししましょう。
大事なことをお話しし忘れていました。
今回のリトリートの主催者で現地ナビゲートをしてくださる方を紹介します。
川崎正美さん。
まったり素直な方です。米国カリフォルニアのエサレン研究所で誕生したオイルマッサージの達人です。希望する方は、正美さんのエサレンマッサージを施術することも可能です。石垣島に住んでいたこともあり、石垣島でのリトリートも何度も主催しています。自分の身体のことを「からだちゃん」と言って、対話している人です。話すだけで癒されるので、身体のことは何でも聞いてみましょう。全日程に参加。
豊口 育子さん。
現在、石垣島在住のヨガマスター。育子さんは、毎日歯を磨くように呼吸を磨き、毎朝洗顔するように「心」を洗う。身体との対話から気づきが毎日のように訪れ、身体の使っていないような人。会うだけでもパッカーンといきます。全日程に参加。
そして湯川鶴章さん。
テクノロジーという人間が使う道具に向き合っていると、結局は人間のことを考えることになる。湯川さんと付き合っているとそんなことを思う。湯川さんはエグゼクティブコースに参加。湯川さんがいるときは、トランステックに関する講義があるかもしれません。
自分の紹介するの忘れてた。
石塚集
情報空間から、または宇宙からやってくる、まだ得体の分からないもの。
それを、どんな手段で、どんな媒体に、どう出現させるのか。
安心な空間に身体を置くと、祈りと処理が同時に作動する。
そういう場が日常にあったら、自分の存在がもっと強いものになっていく。
なぜなら、それは楽しいから。楽しさは正義に勝る。
遊戯の中の存在論。
楽しさの後に、正しさがついてくる。倫理は存在の後についてくるのだ。
ハッキリとしたフレームを掴むまえの、「こんな感じ」というクオリア(感覚質)。
クオリアは空(くう)のような言語活動だ。
フレームにはめる前のクオリアをたくさん持つことで、言語活動の幅が無限に広がる。
そういうものをインストールしたい。
より根源的なところに思考を飛ばせば、第三の案がでてくる。
二項対立的、ロジックで考えていると発生する問題も、
クオリアから、
もっと奥の阿頼耶識から、
無限の情報空間から、
もともとの問題が無かったかのような新しいビジョンが湧いてくる。
ベルクソンが言った言葉に「エラン・ヴィタール élan vital (生命の飛躍)」というものがある。
ベルクソンは人に生きる意味を与えるために、あえて形而上学に挑んだ変人.。
生命には過去を断絶して、新たに違った姿に飛び越える力がある。
常住なる永遠不変のものはないが、関係性はあるのである。
無と縁起。 カオスからの秩序。
それは楽しい、創造活動。
ということで、以上のメンバーでお送りいたします。
ようやくコースの説明。コースは全部で4つ。
お申し込みのあとは、フェイスブックグループに招待して、渡航前からいろいろと情報をお伝えします。
行きたい場所などがあったらリクエストにもお答えします。
・スタンダード1(6/24~6/27)定員14人、参加費12万円(税別)
・スタンダード2(6/27~6/30)定員14人、参加費12万円(税別)
・ビジネスエグゼクティブ(7/1~7/4)定員12人、参加費15万円(税別)
・スーパーエグゼクティブ(7/4~7/7) 定員5人、参加費20万円(税別)
スーパーエグゼクティブコースは、既に満員御礼で、申し込みを締め切りました。ありがとうございました!
【注意】すべてのコースの参加費には、石垣島滞在中の食費、宿泊費、移動費は含みますが、石垣空港までの航空運賃を含みません。石垣空港の現地集合、現地解散となります。
【最小実行人数】スタンダードコースは最小実行人数は9人です。8人しか参加しないと実施しない可能性があります。ビジネスエグゼクティブコースは最小実行人数は7人です。
【早期割引】3月中にお申し込みいただくと、それぞれの参加費から1万円を割引させていただきます。
【重要情報】割引コードがあります。「ATSUMU01」と入力すると1万円割引になります。
申し込みフォーム
https://goo.gl/forms/O2DnltIPbZgRVVhx2